眼内レンズの種類とそれぞれのメリット・デメリット|白内障手術

眼内レンズの種類とそれぞれのメリット・デメリット

白内障の手術で水晶体を取り除くと、眼は極端に遠視の状態になります。レンズの役割がないために、網膜に映す画像がぼやけてしまう状態になっているのです。
そのため、水晶体の屈折の代替をするのが眼内レンズの役割になります。現在レンズは、折りたたんで小さな切開部位から挿入できるアクリル製やシリコン製のソフトレンズが主に使用されています。
「単焦点レンズ」「多焦点レンズ」に大きく分かれていますが多く使用されるのは「単焦点レンズ」になります。現在、保険適応の対象となっているのは単焦点レンズのみとなっています。

 

単焦点眼内レンズのメリット・デメリット

メリット

  • 保険が適応であるため手術費用が安い
  • 焦点を合わせた距離がはっきり見える
  • 夜間の光のまぶしさやにじんだ感じがない

 

デメリット

  • 遠くが見えやすいように合わせた場合は老眼鏡が必要であり、手元が見やすいように合わせた場合は遠くを見るための眼鏡が必要である

 

多焦点眼内レンズのメリット・デメリット

メリット

  • 遠くも近くもある程度眼鏡なしで見ることができる

 

デメリット

  • 夜間や暗いところだと街灯や車のライトがまぶしく見えたりにじんで見えたりする(生活には支障はない)
  • 近くは30〜40cmの距離のものを見えやすく設定してあるためそれ以上近づけたり、遠くすると見えにくくなる
  • 薄暗い場所では文字が見えにくくなることがある
  • 小さい文字を見るときは老眼鏡が必要となる
  • 視力が安定して自然な形で見えるようになるまでに3~6か月かかる
  • 保険の適応ではないため手術費用が自費となる

 

多焦点調節可能レンズのメリット・デメリット

メリット

  • 遠くも近くもある程度は眼鏡なしで見ることができる

 

デメリット

  • 乱視用レンズがないため、乱視を矯正するためには白内障の手術後にレ−シック手術が必要になる
  • 小さい文字を見るときは老眼鏡が必要となる
  • 視力が安定して自然な形で見えるようになるまでに3~6か月かかる
  • 保険の適応ではないため手術費用が自費となる

 

調節可能眼内レンズのメリット・デメリット

メリット

  • 遠くも近くもある程度、眼鏡がなしでも見ることができる 
  • レンズの部分は単焦点レンズと同じなので夜間の光のまぶしさやにじんだ感じがない

 

デメリット

  • 調節力が不十分で近くが見えにくいことがある    
  • 乱視用レンズがないため、乱視を矯正するためには白内障の手術後にレ−シック手術が必要になる
  • 保険の適応ではないため手術費用が自費となる