白内障手術の失敗事例

白内障手術には失敗事例も当然あります

近年医療技術の向上で白内障手術は、日帰りの手術などが行われるようになり治療も短時間で済むようになり、簡単に手術が受けられるようになりました。
白内障の手術は、難しい手術ではありませんが、それでも成功率100%という事はありません。失敗の確率は0.2%ほどといわれています。もともと、手術結果に対する期待が非常に高いものであり、手術自体は成功してもその結果に満足のいかない患者もありますので、そういう患者にとっての失敗はまた違う意味にとらえているかもしれません。

 

ここでは、白内障手術で予想されるリスクについてまとめたいと思います

 

白内障手術の失敗 具体例

出血

手術中、眼球内で出血をしてしまうと止血するのが簡単でないため酷い場合は出血で切った角膜の切り口から眼球の内容物が出てしまい、最悪の場合失明の危険がありますが、ほとんどはその場で適切な処置を行いますから失明のリスクは少ないと思います

 

レンズが入れこめない
  

白内障手術は水晶体の中身だけ取り除き、水晶体を包み込んでいる「水晶体嚢」という袋を残して手術をします。つまり中身をかきだしてその袋に眼内レンズを入れるということになります。この水晶体嚢は、非常に薄い膜でできており破れやすいものであり、ごくまれに破れてしまいレンズが入らなくなり手術ができなくなるケースもあります
この場合、水晶体嚢の補強やメンテナンスも必要となるため、後日再手術となること、それでもレンズの挿入が困難な場合は術後コンタクトや眼鏡を使用することになります。

 

角膜の損傷

白内障手術では、水晶体を取り除くときにどうしても角膜を少し切開します。そこからさらに眼内レンズも挿入するわけですから角膜の傷は必要なものであるのです。現在その傷もほんの3o以下であるため8割方自然に治ってゆくものです。しかし水晶体が硬くなりすぎていることによって角膜につける傷も大きくなり角膜への影響も出てきます。角膜にひずみがおき乱視が起きてしまう可能性があります。もともと乱視の方は、酷くなってしまう事もあります。そしてさらに悪化すると角膜に濁りがでてしまって角膜の移植手術を受けることもあります

 

感染症

手術後、傷つけた角膜に菌が付着しやすく、炎症も起こりやすいので自己管理がとても大切になってきます。手術中、手術後に眼の中に雑菌が入り込んでしまう事で起こります。数千件に1件の確率で起こると言われています。予防としては手術後に抗菌目薬を使用すること、眼を触ったりこすったりしないことです

 

 

いずれにしても手術を受ける際は、眼の状態も患者さんそれぞれ異なります。
主治医から十分説明を受けよく相談したうえで手術を受けましょう。