白内障の治療の流れ|経過観察、薬物療法、手術

白内障の治療の流れ|経過観察⇒薬物療法⇒手術

白内障の治療段階には、「経過観察」「薬物療法」「手術」があります。
白内障と診断されても日常生活に支障がない程度の症状であれば、何もしないで「経過観察」という選択肢もあります。その場合は、定期的に眼科に受診をし進行状況をチェックしてもらいます。

 

白内障の薬物療法について

視力がそれほど低下していない、日常生活に支障がなければ薬物療法が行なわれることもあります。ごく初期(以前よりも見えにくくなっているが生活に不便さがない)の白内障では点眼薬で進行を遅らせることができる場合もあります。
しかし根本的な治療ではなく、白内障の進行を止めたり水晶体の濁りは改善、回復することはできません。経過観察や薬物療法をしていても視力が進み生活が不自由になれば手術となります

 

白内障の手術について

白内障治療の中心が手術です。手術時期は個人差があり日常生活に支障がでてきたら医師と相談しましょう。たとえば運転を続けたいがメガネを使用しても両眼の視力が0.7未満しかないなど個人のライフスタイルに合わせて手術時期を考えます。

 

まず手術を受ける前に、眼圧測定・眼底検査などを行ない緑内障や網膜の病気がないか確認します。これはそのような病気があると白内障の治療だけしても症状が改善しないのできちんと検査を行います

 

手術を早めに受けたほうがいいケース

 

@白内障がかなり進行している場合
そのままにしておくと、緑内障やブドウ膜炎などの疾患を引き起こす可能性
が高いので早めに手術をすすめます

 

A糖尿病の人
糖尿病の合併症である網膜症により視覚障害を防ぐためには定期的に眼底検査が必要であり、白内障のために眼底が見えない様であると網膜の状態を
観察することが難しいため手術をすすめます

 

Bほかの眼科の手術をする予定のある人
緑内障などほかの手術のとき同時に白内障の手術をすることがあります
手術を1回で済ませたほうが眼の負担も軽くなるからです

 

手術を少し待ったほうがいいケース

 

@糖尿病の合併症である網膜症の状態が安定しない場合
先ほど、手術を早めに受けたほうがと説明しましたが、網膜症が進行している状態では、手術自体が眼球に刺激を与え網膜症をさらに悪化させてしまうため、網膜症の治療をすすめ状態を安定するのを待ちます

 

A近視が強く、白内障の進行に左右差がある
白内障があまり進行しておらず手術をしない方の眼の近視が強いと手術して眼内レンズを入れた方の眼と視力差が大きくなってしまうことがあります。物の大きさが左右で極端に違って見えてしまうため、片方の白内障の進行を
待って両眼を同時期に手術をします